今回は、私がGLP-1受容体作動薬「リベルサス」を使って実際にダイエットを試した経験をお話しします。薬剤師としての視点も交えながら、結果や副作用、そして使用にかかった費用について詳しく解説していきます。
GLP-1受容体作動薬「リベルサス」とは?
リベルサスは、糖尿病治療薬として知られるGLP-1受容体作動薬の一種です。この薬は血糖値をコントロールするだけでなく、食欲を抑える効果があるため、最近では肥満治療やダイエット目的でも注目されています。ただし、日本では医師の処方が必要で、特に自由診療として提供されることが多く、保険適用外で費用が高額になる点に注意が必要です。
私自身、忙しい日常の中で乱れた生活リズムが体重増加につながり、専門知識を活かしてリベルサスを試すことにしました。自由診療のオンライン診察を利用したことで、スムーズにスタートすることができました。
リベルサスの費用
リベルサスは自由診療で保険適用外となるため、費用は以下の通りでした:
(クリニックフォアを利用して)
- 1か月目(3mg):(クーポン利用で)初診料0円∔6,390円
- 2か月目以降(7mg):17,700円
3か月の合計は約42,000円となり、短期間の効果を考えるとコストパフォーマンスは良好ですが、個人の予算に応じた計画が必要です。
リベルサスを始めた理由と結果
リベルサスを使い始めたきっかけは、育児や仕事の忙しさで体重が増えてしまったことでした。自己流でダイエットをいろいろ試してはいましたが、少し減ってはリバウンドを繰り返す日々。結婚当時から10キロは増えているかと思います。
食欲抑制効果を期待しながら服用を開始し、結果として3か月で7キロの減量に成功しました。
特に印象に残ったのは、満腹感が変わったことです。
これまでは、大好きな食事を前にすると、お腹が苦しくても無理して食べてしまうことが多々ありました。しかし、リベルサスを服用している間は、途中でお腹いっぱいと感じるようになり、人生で初めて「好きなものを残す」という経験をしました。この変化がダイエット成功のカギだったと感じています。
副作用の体験
リベルサスの効果は素晴らしい一方で、以下の副作用も経験しました:
- 頭痛の頻度増加(低血糖の可能性も疑いましたが改善せず)
- 便秘(食事量の減少による影響かもしれません)
- 異常な眠気(日中の活動に影響が出るほどでした)
特に眠気については、育児や仕事を抱える中で大きな負担になりました。これらの副作用については、オンライン診察で医師に相談しながら対応しました。
ちなみに、服用開始数日の吐き気に関しては想定内だったので加えていません。予想通り数日で落ち着きました。
使用をやめた理由
リベルサスの服用を3か月でやめた理由は、食事量の感覚をつかむことができたと感じたからです。薬の力で得た習慣や意識を日常生活に活かし、現在も体重を維持しています。
リベルサスを「きっかけ」として活用し、その後は生活習慣を改善することで効果を持続させることが大切だと感じました。
薬剤師としての見解と注意点
リベルサスをダイエット目的で使用する際は、以下の点に注意が必要です:
- 医師の指導のもとで使用すること
GLP-1受容体作動薬は強力な薬であり、自己判断での使用はリスクが高いです。 - 自由診療の費用を確認すること
保険適用外であるため、費用を事前に把握しておくことが重要です。 - 副作用への備え
副作用が出た際はすぐに医師に相談することをお勧めします。
また、薬だけに頼るのではなく、日々の運動やバランスの良い食事も並行して取り組むことで、より健康的に体重管理ができるでしょう。
まとめ
リベルサスは、食欲抑制効果によるダイエットに有効な薬ですが、費用や副作用の負担もあるため、慎重な判断が求められます。興味を持った方は、まず医療機関で相談し、自分に合った方法を見つけてくださいね。
次回の記事では、リベルサスをやめた後の生活習慣や体重維持のコツについてお話ししたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント